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おしりから粘液がでた~おしりから○○が出たシリーズ~

おはようございます。あけぼの橋内科・内視鏡内科 院長ブログです。

「勝手に」シリーズ化してしまった“おしりから○○が出た”シリーズ。
せっかくなので第二回までは走り切ってから通常ブログに戻ろうと思い、日曜日の朝ですが書いております。

今回は
『おしりから粘液が出た』
というお話です。

頻度としては多くありませんが、時折このようなご相談をいただきます。
よくあるのは、こんなやり取りです。


■よくある受診時の会話

患者様(以下:か)
「最近下痢気味で、少しお腹も痛むんです。それで先日、排便したら“粘液っぽいもの”が出たんです」

大久保(以下:お)
「粘液っぽいもの…そうなんですね。白っぽい粘液でしたか?」


「そうですね。便かなと思ったら白っぽい粘液なんです」


「それとは別に、下痢に混じって血は出ますか?」


「少しだけ…」


血液検査を行っても、特に大きな異常はありませんでした。
ただ、症状としては気になる点があったため、早めに大腸カメラを受けていただきました。

すると、肛門から入ってすぐの直腸からS状結腸にかけて炎症を認めました。

この方は 潰瘍性大腸炎 だったのです。


■解説:潰瘍性大腸炎と「粘液」

潰瘍性大腸炎は、本来は身体を守るはずの免疫細胞が、誤って自分の腸を攻撃してしまう病気です。

典型的な症状は

  • 血便
  • 腹痛
  • 下痢

ですが、これらは病気がある程度進んでから出ることも多く、**初期に患者様が訴えられることが多いのが「おしりから粘液が出た」**という症状です。

潰瘍性大腸炎は早期診断と治療介入がとても重要です。
初期の段階では血液検査だけでは分からないことが多く、大腸カメラが必要になります。


■もう一つの可能性:胆道系の閉塞

ちなみに「白っぽい粘液が出る」という訴えの中には、もう一つ別の原因として胆道系の閉塞が隠れていることもあります。

この場合は

  • 皮膚や白目が黄色くなる「黄疸」
    とセットで見られることが多いです。

ここまで深掘りするとブログが終わらなくなってしまうので、今日はこの辺で。


■同じような症状があればご相談ください

「自分も似た症状があるかも…」

そんな方は、お気軽にあけぼの橋内科・内視鏡内科へご相談ください。
早めに確認することで、安心につながります。