便潜血陽性って何?放置しがちな“あの結果”の本当の意味
こんにちは。
あけぼの橋内科・内視鏡内科の院長ブログです。
なにげに毎日更新を頑張っております。
せっかく書いた記事が下の方に下がっていくのが悲しかったのですが、色々な角度から皆様の健康に寄り添えたらと思い、むしろ執筆にいそしんでおります。
元々、私、ものを書くことが好きで、なんとなくブログを書いていたことも多くありました。
ひょっとしたら、このインターネットの荒野の中に私のデジタル・タトゥーが残っているかもしれない…
と思うと恥ずかしくて震えますね…
さてさて、健康診断の季節になると、毎年のように聞こえてくる声があります。
「便潜血が陽性って言われたんですけど…これって大腸がんですか?」
「痔があるから、たぶんそのせいですよね?」
気持ちはとてもよく分かります。
“便潜血陽性”という言葉はインパクトが強いのに、説明は意外と少ない。
そして、忙しい日常の中でつい後回しにされがちな項目です。
でも実は、
便潜血陽性は「放置しないほうがいいサイン」の代表格なんです。
■ そもそも便潜血陽性とは?
便の中に“目に見えないレベルの血液”が混じっている状態です。
健康診断では、便を2回採取して調べる「便潜血検査」が行われます。
陽性=血が混じっている可能性がある
という意味で、
陽性=大腸がん
ではありません。
大事なことなので二回いいます。
陽性=大腸がん
ではありません。
ただし、
大腸がん・大腸ポリープ・炎症性腸疾患などの早期発見につながる重要な検査
であることは間違いありません。
■ 「痔があるから大丈夫」は本当に大丈夫?
便潜血陽性の方の多くが、こう言います。
「痔があるので、きっとそのせいです」
もちろん、痔で陽性になることはあります。
でも、ここが落とし穴です。
- 痔があっても、大腸の病気が“同時に”存在することは珍しくない
- 痔の出血と、大腸からの出血は区別がつかない
- 医師でも、内視鏡をしないと確定できない
実際、私の外来でも
「痔だと思っていたら、大腸ポリープが見つかった」
「痔の症状かと思ってたら潰瘍性大腸炎があった」
というケースは珍しくありません。
■ 便潜血陽性の本当の目的は「早期発見」
便潜血検査は、
“大腸がんを早期に見つけるためのスクリーニング”
です。
大腸がんは、早期で見つかれば治療の選択肢が広く、予後も良好です。
逆に、
「忙しいから」「痔だから」と放置してしまうと、せっかくの早期発見のチャンスを逃してしまう
ことになります。
■ では、便潜血陽性だったらどうすればいい?
答えはシンプルです。
大腸内視鏡検査を受けること。
これが唯一の“確定診断”です。
- ポリープがあればその場で切除できる
- がんの早期発見につながる
- 炎症性腸疾患の診断にも役立つ
「怖い」「恥ずかしい」という気持ちは本当によく分かります。
でも、未来の自分の健康を守るための大切な一歩です。
もうひとつ、とても大事なことをお伝えします。
便潜血が陰性だからといって、
「大腸に問題がない」わけではありません。
便潜血検査は、
- 出血していないポリープ
- 早期の大腸がん
では反応しないこともあります。
実際に、
「毎年陰性だったのに、初めて陽性になって受けてみたら進行がんだった」
というケースもあります。
だからこそ、
本当に大腸がんを予防したいなら、便潜血検査より“大腸カメラ”が大事
ということなんです。
■ 曙橋で働く皆さんへ
便潜血陽性は、誰にでも起こりうるサインです。
新宿から2駅、四谷三丁目から歩いて6分、市ヶ谷から1駅。
アクセスの良さを活かして、
“気になったらすぐ相談できるクリニック”
でありたいと思っています。
- 痔の診察
- 便潜血陽性の相談
- 大腸内視鏡検査
すべて、曙橋で完結できます。
■ 最後に
便潜血陽性は、
「あなたの身体が送ってくれた、ちょっとしたSOS」
です。
怖がる必要はありません。
でも、無視しないでほしい。
私のデジタル・タトゥーは消えませんが、
皆さんの「便潜血陽性の不安」は、曙橋でしっかり消していきます。
あなたの未来の健康のために、
いつでも相談してくださいね。