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胃がん

胃がんとは

胃癌胃がんは、胃の内側を覆う粘膜に発生する悪性腫瘍です。医学の進歩により、発症のメカニズムや原因が明らかになり、現在では早期発見・早期治療によって根治を目指せる病気となっています。
胃がんは主に「分化型腺がん」と「未分化型腺がん」の2つに分類されます。分化型は比較的進行が緩やかであるのに対し、未分化型はがん細胞の増殖スピードが速いのが特徴です。なかでも、若年層でも発症する「スキルス胃がん」は進行が極めて速いため、注意が必要です。

胃がんの原因

ピロリ最大のリスク因子とされているのがピロリ菌感染です。なんと胃がんになった方を調べてみたら99%の方がピロリ菌に感染している方もしくは感染していた方だという研究も出ています。長期間にわたる感染が胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、がんへと進展する可能性があります。
その他にも以下のような要因が胃がん発症に関与するとされています。

  • 塩分の多い食品や加工食品、添加物の過剰摂取
  • 野菜や果物の摂取不足
  • 過度な加熱調理
  • 喫煙や過剰な飲酒
  • 遺伝的体質

予防には、ピロリ菌の除菌治療、栄養バランスの良い食生活、禁煙・節酒、定期的な検査による早期発見が有効です。

胃がんの症状

初期の胃がんは、ほとんどの場合自覚症状がありません。病状がある程度進んでも症状が出にくいため、がんが転移してから見つかるケースも珍しくありません。
進行に伴って現れる症状には次のようなものがあります。

  • 胃痛
  • 胸焼け
  • 食べ物がつかえる感じ
  • 吐き気・食欲不振
  • 体重減少

これらは胃炎や胃潰瘍などとも似た症状であるため、「大したことはない」と思い込まず、違和感を覚えたら早めに検査を受けることが大切です。

当院で行う検査について

当院では、内視鏡診療の豊富な経験を持つ医師による胃カメラ検査を実施しており、微細な病変も高精度に発見可能です。
導入しているオリンパス社製の最新機種「Evis X1」では、画像強調・拡大・特殊光観察などの高度な機能を駆使し、短時間で精密な検査が行えます。
検査中に異常が認められた場合には、その場で組織を採取して病理検査を行い、がんかどうかを確定できます。
また、当院では経鼻内視鏡による検査や、鎮静剤の使用により、検査時の不快感や苦痛を大きく軽減しています。胃カメラが苦手な方にも安心して検査を受けて頂ける環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。

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